今となっては記事にしている本数もそれなりになりつつあるのではないでしょうか、Peggy WhiteのPREMIER。
今回も品がありつつもゴージャスな雰囲気も纏う出で立ちです。

peggywhitepremier2022
(画像はBlue-Gさんより拝借)

トップはジャーマンスプルース、サイド&バックはブラジリアンローズウッド。
ロゼッタは2本のアバロンのリングでブラジリアンローズウッドを挟んだデザイン。

Peggyさんのギターはわりとその時その時で印象が違うので、初めて触った1本に「うわ、良い!」と思ったそれが個人的に今でも1番好きで、それ以降はややメタリックな方向の音になったり力強い方向になったりと、材の種類はほぼ同じながら傾向がその時で様々なので触ってみないとわからないという位置付けに自分の中ではなりつつあります。
とっちらかっているというわけではなく、ほぼ一直線を軸にしつつもその周りで位置が様々みたいな感覚とでも言いましょうか。

過去の個体でも鳴りが軽やかになったと書いた物があるような気がするのですが、今回は特にブライトで軽やかになったと思います。
音色は違うんだけど、鳴り方と言うか反応の感じは昨今よく見るようになったトリファイドとかの加工が施されたトップ材に極めて近い感覚を覚えました。
そういう軽やかさ。

そういうこともあって、サイド&バックのブラジリアンローズウッドの程よくしっかりした力強さもありつつも高音感が目立ってメタリックなブライトさを特に感じる個体だと思います。
あまり艶感はなかったかもしれない。
ある意味、何にでも使いやすい音色とは言えるかもしれないです。
もしかするとフィンガーピッキングよりフラットピッキングを主眼にゴージャスな雰囲気の音色を奏でたいという使い方が合うと言えるかもしれません。