1951年のD-28。
これまでヴィンテージは比較的アディロンダック期の個体を試してる本数が多いですが、今回は一般的にはシトカになったとされる時代(アディロンダックの個体も混ざってる等の説もありますが)の物。
見る感じ、シトカだと思います。

martind-28_1951
(画像はBlue-Gさんより拝借)

トップはシトカスプルース、サイド&バックはブラジリアンローズウッド。
ノンスキャロップブレイシング。
ナローなナット幅のネック。

ノンスキャロップということもあってゴツゴツした感じの力強さを感じる音。
ちょっと強めにフラットピックでゴリゴリストロークしたくなるような感じです。

音の存在感がある中低音で、尚且つカリンとした感じの高音。
アディロンダックとはやはり感じが違いますが、ノンスキャロップなことも手伝ってかパワー感みたいなものはアディロンダックに引けを取らない感じ。
わりと武骨ですが、乾いた感じゆえに音の分離感もよく、ダマにならないで発される感じの音。

フラットピッカー観点だと"近年物よりヴィンテージ"となるのもわかるような気がする1本。
筋肉質な音のギターというのが個人的印象です。