Gibsonのモンタナ工場30周年モデルのCL-50。
CL-50は現在のSongwriter Deluxeの前身。
正確にはその間にSongbirdというのもあったと記憶していますが。

gibson_cl-50_30th
(画像はイシバシ楽器さんより拝借)

トップはイングルマンスプルース、サイド&バックはインディアンローズウッド。
指板とブリッジはリッチライト。
トップのイングルマンはベアクロウの出たもの。

Songwriter Deluxeはどちらかと言うと暗めな音の傾向の個体が多い印象なのと(自分の所有する個体は比較的バランスがいいと思うので製造年数で多少異なるのかも?現行は指板とブリッジがエボニーからインディアンローズウッドに変更されてますし)、イングルマンスプルースに対する個人的印象は野暮ったくなりがちというものだったりするのですが、触った個体は比較的高音の明るさを感じる物でした。
ジャーマンスプルース程リッチな音とは感じませんでしたが、垢抜けたシトカスプルース、なんかそんなような印象。

Songwriterもそうですがこの個体も"Gibsonはこう"というような印象を持って選ぶギターではないと思います。
例えばJ-45をはじめとしたラウンドショルダーのような音のイメージ先行でいくとこのシリーズは全然違うし、"Gibsonの音を求めて"って感じで、そのイメージが大体ラウンドショルダーの物でできていたりするとちょっと違ったギターかと思います。
掻き鳴らすとGibsonっぽさみたいな顔も表しますけどね。
どちらかと言うと、メーカーのイメージみたいなバイアスが入ってなくて好みのメーカーはこれっていうのが明確にないような方で、色々触ってみて好みの物を模索しているというような方に是非触ってみては?と思うメーカー製ギター。

個人的にはちょっとリッチライトを採用しちゃってるのはときめきませんが、やはりデザインではメーカー製のギターでは特に好きですね。ブリッジデザインはちょっとあれですが(笑)